あの力強い野草のセイタカアワダチソウは、美味しく食べる事ができます。
セイタカアワダチソウの美味しい食べ方を3種類ご紹介します。
ホンマに美味しいですからね。
これを読めばセイタカアワダチソウを見る目が変わりますよ。
セイタカアワダチソウは北アメリカ原産のキク科の植物です。
1897年頃日本に観賞用やミツバチに蜜を取らせる蜜源用として日本にやってきました。
それが野生化して戦後に日本中に繁殖しました。
除草剤にもある程度の耐性があり、繁殖力があまりにも旺盛なため、路傍や空き地、河川敷、土手などに群生して、背丈がまっすぐ2m以上にもなり、秋に黄色い花を咲かせて、きれいな景色を演出します。
また、根から他の植物の生育を抑制する物質を出し、勢力を拡大します。(アレロパシー作用と言います。)
手段を選ばずにガンガン繁殖するから悪者扱いされています。
例えばこのような肩書きがあります。
・環境省の定める生態系被害防止外来種
・日本の侵略的外来種ワースト100
・外来生物法で要注意外来生物に指定
※要注意外来生物リストは、平成27年3月に廃止されました。
また、一時期は、花粉症の原因であると、悪者扱いされたりしました。
実際のところ花粉は、そう遠くへ飛ばないので花粉症の原因では無かったらしいです。
造成によって撹乱されたような土地では、在来種を駆逐して、セイタカアワダチソウの独壇場になったりもしますが、私が河川敷や土手などを見る限り、日本の在来種と仲良くやってるようにも見えます。
セイタカアワダチソウの効能
そんな、悪者扱いされているセイタカアワダチソウですが、実は薬草としての価値があるのです。
北アメリカでは古くからセイタカアワダチソウをお茶にして飲んでいました。
鎮静作用と抗菌作用があるそうです。
風邪やインフルエンザの予防、また腎臓結石の予防効果も期待できます。
また、セイタカアワダチソウの葉をすり潰して傷や火傷、虫刺されの薬としていたそうです。
こんなエピソードもあります。
ボストン茶会事件(1773年)の後、イギリスから紅茶を輸入できなくなり、紅茶の代わりにセイタカアワダチソウなどの草をブレンドしたお茶をリバティーティーと名付けて飲んでいたそうです。
上記のエピソードは正確に言うと、セイタカアワダチソウでなく、仲間であるアキノニリンソウの事なのですが、どちらもよく似ているので、同じ扱いとしました。
また、花が咲く前のつぼみを乾燥させると入浴剤になり、デトックス効果があるらしいです。
セイタカアワダチソウの入浴剤については以下の記事をご覧ください。