骨を強くするためにはカルシウムがきわめて大切なことは周知の事実。でも、骨がカルシウムを効率良く吸収するためには、適量のマグネシウムも必要です。
マグネシウムは、私たちの食生活の中で、カルシウムよりも不足しがちです。強いヘルシーな骨のためには両方が必要なのにも関わらず、私たちはカルシウムを摂ることにばかり気をくばっているのではないでしょうか。
カルシウムが体の役に立つためには、マグネシウムを必要とすることを理解している人はほとんどいません。たとえばカルシウムの摂り過ぎは、マグネシウムの吸収を妨げて、健康に悪い影響を与えかねないのです。
マグネシウムは、細胞のカルシウム吸収を調整する機能がありますから、この二つのミネラルは互に助け合って健康を守っているのです。もし細胞内でマグネシウムが不足しているのにカルシウムが過剰な場合、筋痙攣や偏頭痛・不安感などを引き起こす可能性があります。
さらに、マグネシウムは、カルシウムが血液に溶けるのを助け、腎臓結石の生成を防ぎます。骨粗しょう症予防のためにカルシウムだけを摂って、マグネシウムを摂らなければ、腎臓結石になる可能性がありますから、注意が必要です!